『英語ものしり帖』「股の巻」<『助六』のまたくぐり>

『助六』のまたくぐり

時代もところも変わって日本の「またくぐり」です。

歌舞伎の『助六江戸桜』(市川家の場合)で、助六とその兄の曽我十郎が扮する白酒売新兵衛が、通行人に「またくぐり」をさせるシーンがあります。
下の画像は、その場面です。
画像


今はどちらも亡き先代市川団十郎と先代中村勘三郎が演じています。今も健在の尾上菊五郎も出ています。
YouTube で、この三人が演ずる、『助六』のこの場面を動画で見ることができます。
http://bit.ly/2p65qi3
アメリカなどの海外公演でセリフの字幕を出す時には、
'Crawl between my legs!'
となるでしょうね。
ネット上にある、Plot summary では、この場面は、簡単に、
ひとつのサイトでは、
Sukeroku forces passersby to crawl between his legs.
別のサイトでは、
They try it out on some innocent passers-by and together make them crawl between their legs.
となっています。

「這う」に当たる英語には、もうひとつ creep がありますが、こちらは、「ひそかに」という意味合いがあります。また、手を「這わせる」という場合にも使えるので、
hand が、creep between my legs.
というと、ちょっとエロい意味になります。

喧嘩の「股間」

ヤクザやギャングの喧嘩で「股間をけりあげる」という手(足?)があります。
英語では、kick someone in the crotch です。

"kick * in the crotch" で google すると、1,220,000 も hit しますから、けっこう popular な喧嘩方法?らしいです。
なぜ、喧嘩で crotch を kick するか、というと、そこには男性の急所があるからです。それは groin です。だから、「股間を蹴る」"kick someone in the crotch" の目的は、groin を蹴ることです。
下の URL にいろいろな crotch の「蹴り方」が出ています。
http://bit.ly/2qh6CNq
"kick * in the groin" で google すると、1,200,000 の hits でした。
下の URL にいろいろな groin の「蹴り方」が出ています。
http://bit.ly/2rd8JRC
面白のは、この両者の google images を見てみると、crotch の方は、蹴り上げた足が、股の間から後ろに出ている画像が多いのに対し、groin の方は、まさに急所を蹴り上げている画像になっています。
女性の自衛術としては、'kick in the groin' の方が多そうです。groin の方が、狙いがはっきりして蹴りやすいのでしょう。

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