英語学習工学者のお仕事 その7--現代の日常英語を仕入れる

前回紹介した 英語教則本のための Cultural literacy に基づく英語は、 どちらかといえば 高級な英語です。
しかし日常生活は、そういう高級な英語だけでは 営まれているわけではありません 学習者のための 英語は学習者の日常生活に使われる英語も取り上げなければなりません。
例えば 「のど飴を舐める」 「ガッツポーズをする」「ハイタッチをする」「 保険に入る」「ネズミ捕りに引っかかった」とか こんなこと全部英語で言えますか。
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先に紹介した元文部省の主任英語教科書調査官のO先生も 昔教育テレビの英会話講座で人気講師だった今は亡きKさんも 「保険に入る」を英語でどう言うのか知りませんでした。
英文科で 教えられる英米文学の作品には そういう日常の当たり前の言葉は あまりというかほとんどでできません。
そういう英語と知り合うにはどうしたらよいか、私がお勧めするのは ノーベル文学賞の対象にはならないような英米の庶民の日常生活を描いた ポピュラーな小説を読むことです。
私の愛読書に こんな小説があります。

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この Debbie Macomber さんはシアトル第在住でアメリカでは出す本が全部ベストセラーになっております。
先にあげた「ハイタッチ」を英語でどう言うか、これがアメリカの高校生の間でも流行っていることは この中の小説を読んで知ったことでした。
私は Scribdと言うオンライン上の一種の読書クラブに加入していて、月額確か700円ぐらいで月に10冊まで 電子本を読むことができます。
Debbie Macomber さんの一連の 小説 もそれで 読んだのですがその他にも、英米の 現代小説や他の国の現代小説の英訳書がいくつもリストアップされています。
他国の文学の英訳といえば、日本では、『ミレニアム』というタイトルで文庫本でも出版された Dragon Tattoo 三部作があります。
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この三部作はスウェーデンの作家の Stieg Larsson の作ですが、この人はこの三部作の後にく亡くなりました。 しかし続きを読みたいと言う 読者ファン」が多く、さらには 原作者の遺族」も 続きを書いてくれる人がいないかと希望したので、David Lagercrantz が、シリーズ4作目となる
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を書いたところこれもヒットし、さらに、第五作目となる
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も刊行され、私を含め読者ファンは、次作を待ちかねているところです。
この Dragon Tattoo Series の heroin である Lisbeth Salander は、Hacker genius です。だから、この文章には、ICT関係の語彙や言い回しがいっぱい出てきます。

なぜ、この話を、今日、しているか、」というと、現代の英語学習者のための「英語教則本」の英語は、現代の普通の人の日常生活を反映したものでなければならないからです。
日本の大学の英文科では、このような小説は研究対象にはなりません。国文科で、藤沢周平、池波正太郎や司馬遼太郎などの作家が研究対象に取り上げられない(Am I right?) ように。
しかし、こういう小説がベストセラーになって多くの人に読まれているのです。そして多くの人の英語生活に反映しているのです。ところが、英文科や英米科出身の英語教師や、そういうところで英語教育をしている学者は、こういう本を読まないですね。私の知る限りでは。Am I wrong?
英語学習工学者は、現代の日常生活で英語を必要とする人のために、現代の生活を反映した英語をいつも仕入れていなければなならないのです。
という努力を、英語学習工学者の私は、こういう本を読んでいるのです。

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