オペラよもやま話 その9 世界には、どれくらいオペラ劇場があるか。そして日本は?


私は、Operawire という Twitter Account を follow しています。毎日世界中のオペラに関する Tweets が入ってきます。この時期は、北半球のオペラ劇場が、2020−21年のシーズンの公演予定を発表する時期です。その発表を毎日のように見ていると、こんなオペラ劇場があったか、こんなところろにもオペラ劇場があるのか、と結構びっくりします。一体世界中にどれくらいオペラ劇場があるか、Wiki のサイトがあります。日本語と英語があります。
日本語版「世界の歌劇場」https://bit.ly/38uxpdW
English version List of opera houses https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_opera_houses
英語版と日本語版では、かなり違っています。
もっとも数が多い国はドイツです。英語版では、60、日本語版では30です。
日本のオペラ劇場は、日本語版では、
大阪芸術大学のザ・カレッジ・オペラハウス、滋賀県立劇場びわ湖ホール、新国立劇場、兵庫県立芸術文化センター
が、載っていますが、この中で、オペラシーズンがあるのは、新国立劇場だけです。
英語版では、
Aichi Arts Center, Biwako Hall, Bunkamura Orchard Hall, Kanagawa Kenmin Hall, New National Theatre, NHK Hall, Tokyo Bunka Kaikan, Yokosuka Arts Theatre
が、記載されていますが、これも New National Theatre(新国立劇場)を除いては、単にオペラを上演できる、というか、上演したことがある劇場のことで、オペラ劇場ではないですね。
驚くことに、英語版では、China には、30以上の劇場が載っていますが、これもオペラ劇場ではない、オペラを上演できる劇場という意味でしょう。それにしても、日本の8に対して、中國 30 というのはちょっと驚きましたね。
意外に多いのがアメリカです。53 もあります。もっともシーズンがあるのは、全部ではないでしょうが。
西海岸だけでも、下から行くと、San Diego. LA, Santa Barbara, SF,
Portland, Seattle と、6つもあります。調べたところ、全部シーズン制を敷いています。すごいですね。

上記 URL を tap/click してみてください。こんな国にもオペラ劇場があるか、と思いますよ。

こんなに多くの世界のオペラ劇場で、上演されるオペラ作品には、どういうものがあるか、Opera Database というサイトで調べられます。2019−20年のシーズンに上演された演目の、上演回数と、その「演出」の数です。

Best 20 は、
Screenshot 2020-01-23 at 10.58.03 AM.png
これによると、このところ例に取り上げている Pagliacci は、79種類の、それぞれ違った舞台で、違った衣装で、258回も上演されています。
トップは、やはり、「一生に一度はみるべき」オペラ、La Traviata で、153種類の違った舞台と衣装で、694回も上演されています。
道理で、あんなに、何種類も違った衣装の Canio や、まるきり違った舞台の La Traviata がいくつもあるわけです。

その次の10作品は、
Screenshot 2020-01-23 at 10.59.10 AM.png

私が次に話題にする Salome は、やっと30番目に出ています。

ということで、結構限られた数の、同じオペラが、見た目を変えて、耳には同じものが、世界中で、何百回と上演されていることが、この Data から分かります。

一方歌舞伎は、その5で、紹介したように、演ずる役者によって、外題は違っても、助六の衣装と、三浦屋の舞台は、玄人目は違いを見つけるかも知れませんが、一般の観客にとっては、全く同じに見えるものです。
この違いは、どこから出てくるのでしょうか。次回以降にまた、「珍説」を展開しましょう。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

驚いた 驚いた 驚いた

この記事へのコメント