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 世界中の名画を集めて自分の美術館を創る、という大プロジェクトの前に、まずは、自分の好きな作品だけを集めて、展覧会を開くというのも一つの手です。
 2018年から2019年にかけて、東京と大阪で開かれた「フェルメール展」は、
東京・大阪を合わせると100万人を超える人が訪れたそうです。
 フェルメールが、脚光を浴びたのは、1995年と1996 年に
アメリカの Washington D.C とオランダの Den の Mauritshuis 美術館で開かれた、世界最初の(はずですが)、フェルメール全作品の展覧会でした。フェルメールの作品は、全部で36作品が分かっているだけで、それらが世界のいくつの美術館に所蔵されていて、全作品を同時に見ることは、この展覧会までは、できなかったのです。
 そこで、熱心なフェルメールファンの中には、年月をかけて各地のフェルメール所蔵美術館を訪れて全作品を見る、という、いわばフェルメール巡礼者がいました。
 先年東京・大阪で開かれたフェルメール展は、全作品ではなく、大阪に至っては、
Screenshot 2020-10-10 at 9.35.45 AM.png
でした。
しかし、何度も紹介しているように、今やネット上に公開されている各地の美術館のサイトへ行けば、居ながらにして、フェルメール全作品を見るだけでなく、
download して、あなたの「フェルメール展」を開くことができます。そして、別に金をかけて紙のカタログを作らなくても Kindle 本で出版すれば、
ただで one coin でカタログを展覧会訪問者に配布することができます。
 展覧会を企画するには、単に作品を無意味に並べても、退屈です。
展覧会を企画する Curator は、カタログに作品解説を載せたり、展示配列に工夫を凝らします。

 そこで、私が企画した「フェルメール展」です。まず参考にしたのは、
 Google Arts & Culture にある
Screenshot 2020-10-10 at 10.14.23 AM.png
です。ここでは、Vermeer の全作品をいくつかのカテゴリーに分類して展示しています。
 そこで、私の「フェルメール展」は、それに倣って展示をしています。
 問題は、作品の解説です。絵画作品を買いまくった富豪たちも、見た目に惚れて買ったものの、その作品についてどれだけ知識があったか、わかりません。
 しかし、今はネット上には、それほど有名でない、画家や作品についてまで、紹介・解説するサイトが、いくつもあります。
 その代表的なのが、Wikipedia です。Wikipediaには、フェルメール全作品について解説する英語のサイトがあります。日本語版は、半分もありません。
 そこで、Wikipedia に support をしてもらって、フェルメール展を開き、そのカタログをキンドル本で one coin で出版したのです。
Vermeere2.JPG

 表紙には、フェルメールの全作品の画像が、展示されています。この表紙、作るのに、結構手間暇かかりましたよ。
今更言うまでもありませんが。
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 このキンドル版展覧会のフォマットは、先の Google Arts & Culture のカテゴリーに従って展示され、 The Milkmaid のページを例に取ると、
作品名の下に画像が展示され、その下に、日本語版があるものは、
日本語版の URL が貼り付けてあります。
 英語版の URL は、作品名に埋め込まれていて、作品名を click/tap すれば、
Wikipedia のサイトが開きます。Wikipedia のサイトを閉じれば、元のページに戻ります。
Vermeere1.JPG
 このページのように、Wikipedia 以外にも興味あるあるサイトがある場合は、そのサイトの URL が貼り付けてあります。

 100万人が押しかけたというフェルメール展では、一つの作品を鑑賞できる時間は、長くて5分、混雑していれば3分以内に移動しなければなりません。作品の解説パネルがあったとしても、じっくり読んでいる暇はありません。そんな展覧会へ出かけるより、この後も紹介する、私が curate 下キンドル版展覧会のほうが、個々の作品をじっくり鑑賞できます。Wikipedia などの解説記事を腰を据えて読めば、作品の理解も深まります。
それに以前にも指摘しましたが、hdmi で、50インチのテレビに繋げば、展覧会場で実物を見る感じにもなります。

 ここで、あれこれ説明するより、ことは 百聞は一見に如かず、one coin ですから、さっさと買って、どういうものか、見てみたらどうですか。
そうすれば、なるほど、これなら「さるではむりでも」、さる以上のはずの自分なら、展覧会が開けるかな、と思うかも。思わない人は、どういう人かな?

 ところで、URL の貼り付け方とか、文中の語句への埋め込み方とか、知る人は知ってますが、知らない人は、どうしてするのか、知りたいでしょう。明日は、Intermission にして、その方法を紹介します。知っているつもりの人でも知らないことがあるはずです。

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この記事へのコメント

y
2020年10月10日 18:43
エネルギッシュな先生でしか作れない本だと感心します。
その知識を惜しげもなく披露いただきありがたい事です。
Wikipediaへの寄付、初めて千円してホッとしたら何と!毎月先生はやってらっしゃると知って、さすが、本当に頭が下がります。