子供が、すばらしい TED Talks をした、という話。 他の国の子供のことです。

文科省の進めている学習到達目標の 「Can-Do」 で、なぜ、もっと具体的な 「Can-Do」 list
を作らないか、
昨日そんなことを書きました。
その具体例のひとつとして、TED Talks に出て、talk in English をしたら、
という極めて具体的な 「Can-Do」 をあげました。
そして、
日本の中高生にそんなことができるか、
という人に、
他の国の小中高生はしていますよ、
と、
今日は、その証拠を紹介します。

疑う人は、
下記サイトへ行ってください。 Seeing is believing.
9 talks by impressive kids
Amazing TED Talks done by Kids
両方でダブっているのもあります。

アメリカの Kids だけではないです。 上の 9 talks の中に、Taiwan の girl と Kenya の boy がいます。

私が特に興味をひかれたのは、Kenya の Tavi Gevinson (15-year-old ) 君です。
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その Talk というより、
なぜ、アフリカの Kenya という、そう言ってはなんですが、日本より 「遅れている」 と思われている国の15歳の少年が、
どうどうと TED Talks で、talk in English ができるか、ということです。
Kenya は、英国の旧植民地で、学校教育は英語だからできるのは当たり前、という人もいるでしょう。
英語ができれば TED Talks ができる、などと短絡的に、私は考えませんでした。
日頃から、感づいている?ことがあるのです。
そこで、Tavi Gevinson 君の background を調べてみました。 そうしらた、やっぱり。
彼は、英国の民間教育機関が Kenya に設立した Brookhouse International School に11才の時に scholarship を得て入学しているのです。
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どういう学校か、というと、
Brookhouse School is an independent British curriculum co-educational day and boarding school offering Early Years, preparatory and secondary schooling.
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詳しくは、Wiki を参考にしていただくとして、割り切って?言えば、イギリスの Public school のようなもので、その役割は、
Public schools have had a strong association with the ruling classes. Historically they educated the sons of the English upper and upper-middle classes.
だから、Brookhouse School は、Kenya の ruling class を育てるための elite 校です。 金持ちだけでなく、Tavi Gevinson 君のような農家の優秀な子女には、scholarship を出して、Kenya の将来の指導者層を育てるのを目的としています。
"Brookhouse School " で google すると、学校生活の画像がいっぱいあります。 いくつかを紹介します。
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みんな賢そうですね。 楽しそうな学園生活の写真がいっぱいありますよ。 もっと見たい人は "Brookhouse School images " で google してください。

 で、なぜ、Brookhouse School を紹介したかというと、
ギリシャのヘレニズム文明を受け継ぐ西洋諸国では、自国だけでなく、その旧植民地にも、古代ギリシャ・ローマの指導者層の教育である liberal arts を、自国の若者に施すための教育機関を作って、将来の指導者層を育てているのです。 要するにエリート教育機関です。
 Tavi Gevinson 君は、認められて11歳でこの学校に入って、liberal arts 教育で、多分 grammar, logic, rhetoric ということばの arts の教育を受けたから、立派な TED Talk ができた、と私はそう思いたいのですが。 そして、彼は、 Cambridge か Oxford へ進んで、将来 Kenya の指導者になるでしょう。 彼だけでなく、Brookhouse School で liberal arts 教育を受けた生徒たちの多くが。 くどいようですが、liberal arts education は、社会・国家を仕切る 「自由市民」 を育てるためのものです。
 「国際教養学部」 の liberal arts は、何のためにするのでしょうか。 訊いてみたいですね。

 こういうことを言うと、エリート教育反対の、日本の多くの教育者や 「識者」 と言われる人から、猛反発が予想されます。
私は、別に日本もそういうことをせよ、と言っているのではないですよ。 そういうことをしている国がある、ということを紹介しているだけです。
 このブログを読んで、ひょっとしたら Brookhouse School に入れて、卒業後は、Cambridge か Oxford に入れたいと思う日本の親が出てくるかもしれませんね。
 明日は、特に、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカの中学・高校の Liberal Arts エリート校と、その教育について、知るところをお話します。 要するに、そういうところへ行くと、talk in English ができるようになり、TED Talks に出られるのでは、という話になりそうです。 
 

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